2016-01-26

新色「バッテリーブラウン」について

流氷硝子館は、このたび「新色」を発表しました。

バッテリーブラウン商品
流氷硝子館は、立ち上げのコンセプト「環境にやさしものづくり」に基づき
なるべく、できるだけ、を心がけています。


エコピリカリサイクル原料を使った新しい取り組みとして、
乾電池のリサイクル処理によって排出される
亜鉛滓(マンガン・亜鉛・炭素の化合物)を着色材料として利用した
ガラス製品を製作しました。

茶色です。
「バッテリーブラウン」と名付けました。
略して「B.B.」

光の陰影で、茶色にも紫にもみえます

土地柄、水色、青、緑といった寒色系を多くつくってきた流氷硝子館ですが、
初の暖色系の調合をしました。



この色を出すために使うのは「亜鉛滓」。
「あえんさい」と読みます。


この「亜鉛滓」は、廃蛍光灯リサイクルガラス原料(エコピリカ)の処理でお世話になっている
野村興産株式会社イトムカ鉱業所が、
乾電池をリサイクル処理する中で回収されるものなのです!!


なんと、年間9000トンもの廃蛍光灯をリサイクルしているこの施設は、
そんな量ではないもっともっとたくさんの乾電池をリサイクルしているとのこと。


とても驚き、乾電池のリサイクルで回収されるものを使って何かできないか・・・
と考え、試作と検討を重ねた結果「調色」に使ってみるということになりました。

そして、これがわたしの求めていた「茶色というか紫色」を出すのに
最適なものでした。
まさに幸運です。

流氷硝子館店内のディスプレイ(正面入り口入ってすぐ)

昨年秋に、WEBショップ「マーブル・イン・ザ・ポケット」
実店舗イベントでごく少量を先行販売しておりました。
が、2016年は流氷硝子館での販売はもちろん、
製品をなるべく製作し、どんどん出品していこうと思います!!

もちろん、食器として使える所定の検査は検査済み、適合済です。
安心してお使いいただけますよ。


また、「シーニック・カフェ 帽子岩」では、
冬季限定メニュー「ホットミルクぜんざい」が登場します。
このメニュー用に専用器をバッテリーブラウンでつくります!

発表をお待ちくださいね。




流氷硝子館は、オホーツク海すぐそばに工房を構える手づくりガラス工房です。
年々減少を続ける「流氷」や、異常気象を肌で感じています。

限りある資源を有効に使う、地域の循環型社会に向けて
できることから、なるべくはじめていきたいと思っています。

「ものづくり」を通して私ができること、私たちができることを続けていきます。

どうぞよろしくお願いします。




流氷硝子館 工房長 軍司 昇